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日本で飼育されている乳牛の99%がホルスタイン種(※一般社団法人中央酪農会議 調査)といわれる中、「ファームズ千代田」では、平成24年にジャージー牛を導入しました。1年間に生産する乳量の平均は、ホルスタインが約8,000kgに対し、ジャージー牛は約5,600kgと2/3程度。とても貴重で、高価なものです。また、乳脂肪分が5%、無脂固形分9%を超えるため、ホルスタインと比べ濃厚なのが特徴です。
ジャージー牛の繁殖、育成業務
当社で飼育のジャージー牛は今現在約100頭。自然放牧と牧草を主体とする自家製飼料により、ストレスを感じることなく、のびのびと、健やかに自然体のままで過ごしています。 そして、このジャージー牛に和牛の種を人工授精することにより、生乳の生産を一定に保つばかりでなく、和牛の繁殖、育成につなげています。
ジャージー牛の搾乳業務
搾乳牛舎は約1,007平方メートル。牛の寝床のワラなどを微生物で発酵させ、ふん尿などを分解し温度や湿度などの環境を整える新方式「バイオベット」を採用。配合飼料を抑え牧草主体で育てる約60頭の乳牛から生乳を生産しております。
牛乳及び乳製品の加工及び販売業務
乳製品加工場は約190平方メートル。1日約750リットルの生乳を生産し、そこからバター、チーズ、生クリーム、ヨーグルトなど、多彩で付加価値のある乳製品を作っています。
この度受賞いたしました当社のジャージーバターは、原材料にジャージー牛乳のみを 100%使用し、保存料や添加物などは一切不使用の無塩バターです。味わいは、滑らかな口 どけの中にコクがあり、爽やかな旨みが特徴の当社自慢のバターです。
当社の牛乳は「ジャージー種」のミルクだけを使っています。乳量はホルスタイン種の1/3程度、 1日約10kgしか搾れないことから、とても貴重で高価な牛乳になっています。
当社の牛乳は脂肪分が「4.2%」と非常に高く、牛乳にコクと旨味があります。 なのに、飲み心地は、しつこくない、すっきりとした味わいに仕上げているのが特徴です。
通常の牛乳は「ホモジナイズ」といって、牛乳に含まれる脂肪球に圧力をかけて均質化します。 これは静置しておくとクリームラインという脂肪球の層が上層にできるから…。 しかし、均質化された牛乳は搾りたてのものに比べ、風味が損なわれ、薄く感じます。 そこで、当社の牛乳は最も生乳に近くなるよう、この作業をせず、牛乳本来の風味と昔懐かしい味が
当社の牛乳は「85℃の低温で15分間の殺菌」という方法を採用しています。 これは、ジャージー牛乳本来のコクや風味が、一番美味しいと感じたから…。 しかしながら、この方法では賞味期限が非常に短くなってしまいました。 ですが、私たちはあえてこのリスクも牛乳の特徴と捉え、皆様に牛乳本来の持っている味をお伝えできたらと考えております。
当社のアイスクリームやソフトクリームミックスに含まれる、添加剤や安定剤には、※「いなご豆ミックス」や「てんさい糖」等の天然由来の食品を使用しており、安全・安心な製品になっています。
※「いなご豆」:豆の成分に糖分を多く含んでおり、 つなぎの役割として食品添加物や化粧品に利用 されている天然食品。
安全・安心な乳製品を季節を問わず安定して提供できるように、原料の衛生管理や品質調査、基準に基づいた作業の実施や製造設備の整備・管理、製品検査体制の充実などに努めています。 各製造工程ではそこで起こり得るリスク(微生物汚染や異物混入など)を想定し、それを予防するために設定した具体的な製造手順に基づいた作業を行っています。 また、従業員は「一般的衛生管理プログラム」に従い、自らの衛生管理・体調管理、施設や設備の清掃や保守管理、原材料や製品の衛生的な取扱いなどに努めています。 おいしいことはもちろん、いつでも安心して召し上がっていただける乳製品を提供します。
2018年3月、当社のジャージー牛乳とジャージーミルクヨーグルトが、自主衛生管理が適切に行われていることを示す「北海道HACCP」に認証されました。